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奈良の人気の祭りを観光
奈良県で行ってみたい祭りは何ですか?
そもそも、奈良でどんな祭りが行われているのか、神社仏閣が多いことから年間を通して祭りを楽しむことができます。
奈良県に観光する時に、一緒に行ってみたい奈良県の祭りを集めました。
■ バサラ祭り
1999年から始まり毎年8月下旬に開催されているお祭りです。
市民参加型の夏祭りとなっており各種団体が凝った衣装や踊りで、ダンシングパフォーマンスやパレードを繰り広げます。
若者達の熱気や情熱といったエネルギーが古都奈良の粋と合わさり、地元の人々だけでなく観光客にも人気のお祭りになっています。
婆娑羅とは日本の中世南北朝時代の社会風刺や文化的流行を表していて、今で言う当時の流行語となった言葉です。音楽や舞楽などでわざと拍子を外したり目立つように自由に演じたりすることを言います。
バサラ四か条として「粋・錦・心・地」こうしたことをモットーに新しいことに挑戦しながら、単に目立つだけではない古からの信仰を大切にし神仏に対する「参拝・奉納・練り」という様式を持ち感謝を忘れずに神様仏様に愉しんでいただくことを趣旨としています。
踊りながら街中を練り歩く熱気を間近で感じてみていただきたいおすすめのお祭りになります。
■ 春日若宮おん祭り
奈良県春日大社の摂社若宮神社の祭祀として奈良公園の周辺にて、毎年12月中旬頃の数日間に渡って執り行われる祭礼となっています。
平安時代の中頃にあたる長保五年(1003年)より歴史があり、1136年には関白藤原忠通によって始められてからは一度も途切れることなく続いています。
若宮神を本殿より行宮(あんぐう)へとお還しする行事が深夜に始まり、暗闇の中を榊で何十にもお囲みした若宮神をお還しします。その後日中にはお渡り式があり、御旅所にいらっしゃる若宮神へ社参する装束に身を包んだ千人もの行列を見ることができます。
その後神楽や東遊や舞などが夜まで続き、深夜0時までに再び若宮神社にお還しするというお祭りです。
歴史行列を見ることができ歴史的な装束や様々な舞など、全てを見ようとするととても長時間になりますがどれも見逃すのが勿体ない優美な古の奈良を感じるおすすめのお祭りです。
■ 若草山焼き
1月の第4土曜日に行われる新年の恒例行事が、奈良公園内にある若草山焼きになります。
若草山の頂上には鶯塚古墳(うぐいすづかこふん)と呼ばれる、前方後円の古墳があります。
その昔このお墓から幽霊が出て人々を怖がらせましたが、山を焼くと幽霊が出なくなったことで、この山を通る人が勝手に火をつけるようになったようです。
東大寺などに火の手が迫ることがあり放火禁止の札を立てても放火が続いたため、近隣の寺社仏閣に被害が及ばないようにするために、東大寺・興福寺・奈良奉行所が揃い立ち会いのもとで山を焼くようになりました。
理由は諸説ありますが東大寺と興福寺が領地争いを行ったことから、双方の立ち会いで火を放ち和解したことが発端だとも言われるようですが、この説は否定されるなど、明確なことは定かでないようです。
夜間に行われる若草山焼きは春日の大とんどより御神火を貰い受ける祭礼に始まり、聖火の行列が野上神社を目指して始まります。
その後花火を合図にするように一斉に点火されて山が焼かれる景色は、夜に行われることでとても神秘的な伝統行事でおすすめのお祭りなっています。
■ なら燈花会
1999年に誕生した、奈良の夏の風物詩「なら燈花会」。夏の間の10日間だけ行われるお祭りです。
ゆったりとした時の流れる古の都である奈良の夜を、ここに集う人々の祈りのろうそくであたりを照らします。
燈花とは丁字頭とも呼ばれる燈芯の先にできる花の形の塊で、これができると縁起がよく、あぶらの中に入れると貨財を得ると言われています。
申し込みにより参加することもできますし、夏の夜に灯される灯りや水面に反射して映し出される灯りなど2万本のろうそくを様々な場所で目にすることができます。
夕暮れからでも暮れゆく空の青と灯される橙の灯りが美しく楽しめるので、日中に観光して夕暮れになら燈花会に訪れるカップルも多くとても人気のお祭りとなっています。