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奈良のイベント情報
奈良で開催された特別なイベントを集めてみました。
祭りとは別に奈良でイベントが沢山開催されています。観光客が楽しむことのできるイベント情報をここでご紹介します。
■ なら・シルクロード博覧会
昭和63年(1988年)4月23日から10月23日まで、奈良県奈良市にある奈良公園と平城宮跡を舞台として開催されました。
奈良県政百年を記念しての県と市そしてNHK主催で、日本人の文化と心の源流を訪ねるというテーマの元で行われ、合わせて奈良国立博物館や奈良県立美術館・奈良県新公会堂などでも様々な特別展示が行われました。
奈良県人口の5倍に相当する682万人の来場者が訪れるほど、大きな人気を博した博覧会です。
大手企業であるキリン・NEC・UCC・敷島パン・京セラ・富士通・松下など各社のパビリオンの他、中国古代科学館や海のシルクロード館などを初め、特別記念局としてアマチュア無線局を構えるといった試みも行われました。
公式マスコットは鹿のナナちゃんとラクダのララちゃんで、シルクロードを連想させるマスコットとして子供にも人気になっていました。
開催中は交通機関でも特別な運行を行いました。例えば、奈良交通ではシャトルバスの運行やJR東海では中京区からの観覧客の為に、京都〜近鉄奈良をセットとした往復割引チケットを販売するなど、官民が力を合わせて盛り上げたことが伺えます。
■ ロマントピア藤原京’95
平成7年3月29日から5月21日まで、奈良県橿原市藤原宮跡ほかで藤原京創都1300年を記念して開催されました。
藤原京とは飛鳥時代に現在の奈良県橿原市と明日香村にあった都城として、日本では最初に条坊制という様式で作られた都城でした。平城宮に遷都されるまでは藤原京が日本の首都としての機能を果たしていました。
場内のドーム型パビリオンにあるメインシアターでは、当時の大人気ゲームだった”ストリートファイターUよみがえる藤原京〜時を駆けたファイターたち”が上映されました。
ゲームの人気キャラクターである春麗・ケン・リュウ・エドモンド本田がタイムスリップして1300年前の藤原京を冒険するという物語で、子供たちにも歴史が分かりやすく紹介されました。
また高松塚古墳の壁画をイメージされたプロローグゾーンや遣唐使が旅をした危険な航海の様子を紹介し、唐の都であった長安を再現したメインゾーンなど、様々な國との交流についても紹介されていました。
マスコットキャラはこだいちゃんで、当時家族から子供へ向けたメッセージや将来の自分に対して書いたメッセージなどが”こだいちゃんタイムカプセル”として保存され、20年後に開封されるといった試みも行われました。
■ 平成遷都1300年祭り
会期は平成22年(2010年)1月1日から12月31日までで、メイン会場となる平城宮跡は4月24日から11月7日まで開催されました。
奈良県奈良市にあった平城宮への遷都から1300周年を迎えるということを記念して、平成遷都1300年祭として行われました。
平城宮跡やその周辺にて季節の様々なイベントが開催された他、展示やフェアなどから歴史文化を体験できるとして奈良県だけでなく他府県からも多くの人が訪れるなど大きな人気を博しました。
ここではマスコットキャラせんとくんの独特な風貌が大きな話題を呼び、現在のご当地キャラクターの先駆け的な存在として様々なメディアでも取り上げられていました。
こうしたお祭りのメインテーマは日本の歴史や文化が連綿と続いたことを祝い感謝するものとされ、お祭りとしての要素の大きいイベントとなっていました。
協賛企業の展示などをはじめ、パーフォーマンスやコンサートなどの他ステージでは様々な催しが行われ、天平衣装貸出所では奈良時代の衣装をレンタルして散策できるなど楽しめる企画が盛りだくさんでした。
体験広場なども設けられ、発掘体験・平城宮お仕事体験など子供でも体験を通して楽しく歴史を学べる企画が沢山なされていました。
この他奈良県全域で特別イベントが開催されたり、特別御開帳のイベントが催されたりするなど奈良一帯で大きく盛り上がったイベントとなっていました。