仏像は釈尊の死後、約500年たってから始めてつくられたものです。
当初、アショーカ王が釈尊の遺骨(舎利)を納めたストゥーパ(塔)などを礼拝の対象とし広めました。
やがて、釈尊を人間像としてではなく、
聖樹(菩提樹)・聖壇(台座)などで象徴し、礼拝するようになりました。
 サンチ−のスツゥーパ
その後、アレクサンダー大王の東方遠征の際、
ヘレニズム文化の影響により人間像の仏陀(仏像)が生まれたと言われます。

紀元後1〜2世紀にガンダーラやマトゥラー(インド)ではじめて仏像が誕生し、
シルクロードを経て日本に仏教と共に伝わりました。

東大寺の大仏は、
中国洛陽の龍門奉先寺の大毘盧遮那仏をモデルにしたといわれ、
鎮護国家仏教の拠点である東大寺にふさわしい本尊として造立されました。
 奉先寺の大仏(中国・洛陽の龍門石窟)
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◆アレクサンダー大王=ギリシャの大王、西北インド遠征時にヘレニズム文化を伝える
◆ヘレニズム文化=ギリシャとオリエントの文化が影響しあいうまれた文化
◆マトゥラー=現在のインド中部
◆龍門(りゅうもん)=北魏時代の494年頃から唐代まで石窟が開かれ、
約9万体の仏像があると言われる
◆奉先寺(ほうせんじ)=唐の則天武后の時代(675年頃)に造立された大仏が有名 |
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